「新技術活用ビジネスモデル実証」実施主体は、電子タグ等の新技術を活用した食品流通のビジネスモデル(最適な活用方法、費用対効果、事業者の役割分担、運用ルール等)を実証しました。
平成20年度は、以下の3団体が採択され、実証を行いました。 なお、実施主体の採択は農林水産省が行いました 。
実施主体 | 対象品目 | 対象範囲 | 新技術の活用 (1)電子タグの種類 (2)電子タグの使用法 |
実証するビジネスモデル |
T−Engineフォーラム | ・青果物(多品目) | パッケージセンター ↓ 物流センター ↓ スーパー店舗への納品 |
(1) 電子タグ(アクティブ) (2) 通い容器に内蔵した電子タグが、卸売市場や物流センターに設置する基地局と定期的に交信することで、情報システムが通い容器のロケーション(位置情報)を把握する。 |
・ 卸売市場等での青果物(通い容器)のロケーション管理手法 ・ その手法を適応することによる物流・流通管理の効率化 ・ 温度履歴、流通履歴を中心としたトレーサビリティ情報の管理 |
【お問い合わせ】T-Engineフォーラム 事務局次長 峰岸(みねぎし) TEL:03-5437-2354 |
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株式会社TKRビジネスサポート | ・乳製品(1品目) ・こんにゃく加工品(1品目) |
加工センターからの出荷 ↓ 物流センター ↓ スーパー店舗への納品 |
(1) 電子タグ(パッシブ、ラベル) (2) 商品と通い容器の両方に貼付し、物流センターなどの各拠点においてハンディリーダー/ゲート型リーダーで読み取る。 |
・ 物流管理の効率化 ・ 商品と通い容器のトレーサビリティ実現・ 受発注情報と納品情報の「見える化」を実現する情報センターの構築 |
【お問い合わせ】株式会社TKRビジネスサポート 事務局 中川(なかがわ) TEL:03-3437-3001 |
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東北デルモンテ株式会社 | ・加工用りんご | 生産者の出荷 ↓ 農協・集出荷業者 ↓ ジュース工場 |
(1) 電子タグ(パッシブ、ケース入) (2) 鉄コンテナやプラバケットなどに貼付し、各拠点においてハンディリーダーで読み取る。 |
・ 原料の流通履歴の管理 ・ コンテナやプラバケットの流通管理・ 工場内での在庫及びロケーション管理 |
【お問い合わせ】東北デルモンテ株式会社 高里(たかさと) TEL:0195-23-3351 |
※実施主体の採択は農林水産省が行いました。
※平成20年6月末段階の実施計画をもとに作成しています。なお、農林水産省の許可を得て変更される場合もございますので、ご了承ください。
3団体の中間報告をもとに、今年度実施中の実証事業の概要を紹介する資料を作成しました。
各団体が作成した「新技術活用ビジネスモデル実証事業報告書」をご覧になりたい場合は、上記の各団体の担当者へ直接お問い合わせください。
なお、食品需給研究センターがまとめた 「平成20年度 新技術活用ビジネスモデル検討委員会報告書」の第3章には、各実証事業の概要と委員会の評価結果等が記述されています。
一般社団法人食品需給研究センター Food Marketing Research and Information Center
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