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谷本 亙(たにもと わたる) |
生年: 1958年
出身地: 富山県南砺市(福光地区) |
所属: まち&むら研究所
役職: 代表 |
職業区分: 民間コンサルタント・シンクタンク |
〒929-0346 石川県河北郡津幡町潟端そ58の3
TEL: 076-288-6421(090-2030-3672)
E-mail: tani.wata1219*ae.auone-net.jp
※メールアドレスの@は*に置き換えて表示しています
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専門分野 [ □印は最も得意とする分野 ] |
□地域資源の利活用(未利用、観光資源等)
■地域活性化戦略
■農業者と食品産業のマッチング
■マーケティング戦略
■組織、団体のマネジメント
■宿泊施設及び公共施設のリノベーション計画
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対応可能な コーディネート業務
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- 地域資源の掘り起こしと各種事業への連携提案
- 農産物加工品開発から販売戦略指導
- 宿泊施設、集客施設の食メニューと酒類などからの改良
- 地域、遠隔地への販売とPR活動の提案と実践
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食農連携推進に向けた 活動実績
(事業、業務等、実施期間、概要) |
- 「日本の酒造及び酒蔵支援、酒造労務研究」1993年〜2011年
「吟醸酒を造り出す技能集団」『食文化と地域社会』総合研究開発機構、
「我々は、今人類最高の酒を飲んでいる」『日本酒の愉しみ』 文春文庫巻頭論文
「メディアとしての日本酒」編著『北陸酒蔵50選』能登印刷出版部
『伝統的産業と地域活性化方策の検討-酒蔵を核とした地域づくり』 国土庁地方都市整備課
『酒蔵の維持発展システム、研修プログラム提案』日本酒造組合中央会
『中小企業人材育成事業』石川県酒造組合連合会 「デジタルコンテンツDVD版」新石川情報書府「能登杜氏の技能」 北陸東通監修
「官能の酒造学」雑誌彩都で連載
『石川県清酒学校テキスト』石川県酒造組合連合会、編著
デジタルコンテンツ大賞文化部門「能登杜氏」総合監修 日本酒で乾杯推進会議100人委員会委員 (日本酒造組合中央会 2010度〜)
日本の酒造に関する基本構想から酒造労務の転換、酒造イベント、地酒列車など様々な酒造とのかかわりがある。そこから、発酵食品、レストラン、宿泊施設、地域食品加工などについて関わりを持ってきた。北陸にいても、日本海側、さらに中部地域での関わりが強い。
- 能登ワインもったいないプロジェクト(能登ワインぶどう果皮によるジェラート)
(石川県中小企業団体中央会) ワイン製造での副産物である澱と皮などをジェラート素材として活用して再資源化を行った。
- 糠漬け製品開発事業(石川県中小企業団体中央会) 2011年〜2012年
新しいサバの糠漬のさらに粕漬けの開発と指導にあたった。
- 氷見朝食開発プロジェクト(氷見商工会議所) 2010年〜2012年
朝食メニューの開発から海藻を活用したメニューづくりまでに関わり、成果は現在北陸地方では最も強力な集客力を持つ「氷見・番屋街構想」へとつながった。
- 都内及び神奈川県との交流事業 2012年〜2013年
北陸フェア・ホテルグランパシフィック台場(北陸経済連合会) 湘南地域との交流カンファレンス支援(北陸経済連合会) 江ノ電北陸うまいもの号企画調整、実行支援(北陸経済連合会) 北陸地方の食材をホテルで活用しての昼食メニューの提案支援、交流の契機となる会議づくり、江ノ電車内での日本酒と食材を活用したイベントの企画支援を行った。
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食農連携等に 関連した講演等の実績
(演題、場所、実施時期等) |
- 「越中、加賀、越前の食材」石川県金沢市 フードピア金沢四季の会
2013年2月
- 「高速道路がもたらすもの」三重県熊野市 2013年3月
- 「北陸新幹線金沢開業と広域観光」石川県金沢市 北陸経済連合会
2013年4月
- 「金沢での食の選択」金沢東ロータリークラブ 2013年4月
- 「北陸新幹線開業と生鮮品」石川県金沢市 額振興会分会 2013年5月
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食農連携推進に係る 委員等の実績 |
- 伝統的工芸品産地プロデューサー
((財)伝統的工芸品産業振興協会登録) 2001年〜
- 地域再生マネージャー 総務省・白山市、南木曽町、南砺市派遣、奥能登地区、輪之内町・加東市 2006年度〜
- 地域力創造アドバイザー 総務省 2008年度〜
- 観光地域経営フォーラムアドバイザリーメンバー 社会経済生産性本部
2008年度〜
- 中小企業支援ネットワーク強化事業専門家登録 2012年11月〜
- (独)中小企業基盤整備機構経営支援アドバイザー 2012年12月〜
- 日本酒で乾杯推進会議100人委員会委員 日本酒造組合中央会
2010年度〜
- 石川県水産振興協議会委員 2012年〜
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主な著書・執筆物 ・メディア出演等 |
- 『広域地方都市』(共著) 大明堂
- 『まちづくりの思想』(共著) 山海堂
- 『地域づくり読本-』(共著) 文理閣
- 『黄泉之國再見−西山古墳街道−』広瀬和雄監修 六一書房
- 「産業観光の推進へ向けて『自然社会ひと』古今書院
金沢大学地理学教室編(所収論文)
- 「地域シンクタンクに求められるもの」
平成20年度研究紀要 しんきん南信州地域研究所
- 「滞在時間の延長論」石川県自治と教育 石川県自治と教育研究会
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食農連携や地域活性化に 対する想い(メッセージ) |
事例だけを述べた自慢話もどうかと思いますし、といって抽象的な枠組みやねばならないとかの提案をするのも私にはそぐわないので、具体的な「もの」に接したところで自分自身の役割りを知ってもらえばと思います。
北陸地方を拠点にして、地方に出かけていく場合でも、まず、地域の歴史や文化を踏まえて、役立つのであれば北陸地方での蓄積を活かしていくようにしています。
例えば、発酵食品、器などの伝統工芸品、グラフィックデザインなどの商品やセンスは東京など都市圏と比較しても北陸地方は高いレベルにあると思います。そういうところのから肌で感じた「にじみ出たミネラル分」のようなものはどこでも役に立つと考えます。根なし草ではなく、といって固執することなく、新しい提案をしていければと思います。
たまたま、山田錦の産地である兵庫県加東市との関わりがあります。山田錦は酒米の王様として、大吟醸など高価な清酒に使われています。清酒製造用であり、飯米としてはおいしくありません。ということでは、加工を前提とした加工米でありといって素材として高価なものです。
米の特性そのものが、食と農との連携を指向する典型です。栽培は特殊な土質の上で盆栽のごとく丹念に造られていますが、その特性を発揮させる担い手は、酒造側の経営者であり杜氏、技術者であるというところです。どんな素材が良くても活かす手段がわからないと、平凡なものになります。平凡とはいってもある程度以上のものが確実にできるという、教科書的な造りやすさも付託されているのはすごいことです。
生産者も加工する人も特性を見極めて相互にベストを尽くすことで真価が発揮されるものです。私はそのようなところで橋渡しがしたいです。
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