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コーディネーター人材育成の目的

 現在、食をとおした地域活性化等を目的とし、農商工連携や食農連携など、『連携』をキーワードとした多くの取組みが各地域を単位に推進されています。これらの多くは、連携構築を進め新たな商品を開発する生産者や事業者の役割に加え、その活動をフォローし、連携の枠組を差配する地域の技術者やコーディネーターの手腕により、成果達成が大きく左右されると思われます。これら現地のコーディネーターには、地域における食農の現状及びその地域を取巻く周辺の概況を理解し、単なる物づくりではなく、戦略的な視点のもと、競争力のある商品開発と連携構築の推進に向け、持続的な活動が必要であるといえます。

 

 ここでは、現地コーディネーターの能力向上のために、現地コーディネーターが知るべきノウハウとして、FACOが行うコーディネート業務の実施フローの一例をもとに、コーディネーターが学ぶべき業務コンテンツとコーディネーター育成教材のご紹介をしています。

 

 また、(社)食品需給研究センターでは、地域研修活動として、コーディネーターの業務コンテンツをもとにした「食農連携のための現地コーディネーター研修」を全国各地で開催しています。

 

コーディネーター育成の意義・目的

1.現状の課題

  • 現在、全国にはさまざまな形でコーディネート業務に携わる方がいますが、コーディネーターとしての推進手法の認識不足や経験不足等から、課題解決に結びつけるのが難しい場合があります。
  • また、専門性に特化した知識は多く持つが、全体をコーディネートするという視点にたち指導できる方が少ないようです。

2.課題解決とプログラムの目的

  • 現地コーディネーターの課題を克服するようなテーマに基づいたコーディネーターが学ぶべき業務コンテンツやコーディネーター育成教材の提供、地域研修活動を行うことにより、
     @現地の抱えている課題解決につなげる
     A総括的な視点から地域戦略を描けるような質の高いコーディネーターを増やす
    ことを目指します。

3.期待される効果

  • 現地コーディネーターのコーディネーターとしての資質が向上し、現地の取組みが円滑に進むことが期待されます。

 

 

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