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2012/4/24
西村孝司 西村 孝司(にしむら たかし)
生年: 1953年
出身地: 北海道木古内町
所属: 北海道大学遺伝子病制御研究所免疫制御分野/NPO法人イムノサポートセンター
役職: 教授/理事長
職業区分: 大学・研究機関
〒060-0815 北海道札幌市北区北15条西7丁目(北海道大学)
〒060?0004 北海道札幌市中央区北4条西13丁目1-22-602(NPO)
TEL: 011-706-7546(北海道大学)/080?6074?6183(NPO)
FAX: 011-706-9078(北海道大学)
E-mail: tak24*igm.hokudai.ac.jp
※メールアドレスの@は*に置き換えて表示しています
URL: http://www.immuno.jp/
専門分野
[ □印は最も得意とする分野 ]
□地域活性化戦略
■地域戦略構想書の作成
■地域資源の利活用(未利用、観光資源等)
■農業者と食品産業のマッチング
■新商品開発の方法
■地域ブランド戦略
■医科学的根拠に基づいた健康を考える観光(ヘルスツーリズム)の推進
■医科学的根拠に基づく食材の高付加価値化と6次産業の活性化
対応可能な
コーディネート業務
  • 食品企業や農業者等に対する、食材の医科学的根拠に基づく機能性の高付加価値化支援・コンサルティング
  • 自治体や旅行業者、医科学的根拠に基づいた健康を考える観光(ヘルスツーリズム)による地域活性化コーディネート
  • 「食、健康、環境、医療、観光」を結びつけた6次産業の活性化のコーディネート
食農連携推進に向けた
活動実績
(事業、業務等、実施期間、概要)
  • スギ花粉疎開ツアー発祥の地、上士幌町における活性化政策提言
    2005年上士幌町地域再生マネージャー事業において「健康、環境、観光」の新3Kをキーワードにしたイムノリゾート構想を提言した。「医科学的根拠に基づいた健康を考える観光」としてスギ花粉疎開ツアーを実施し、散策や温泉浴、食による免疫バランス改善を医科学的に立証した。この実績が評価され、2006年自民党・観光立国推進基本法PJ会議では医科学的根拠に基づいたヘルスツーリズムの重要性について提言の機会を与えられた。また2006年?2008年の社団法人日本観光協会ヘルスツーリズム検討委員会では、「医科学的根拠に基づいた健康を考える観光」をヘルスツーリズムと定義され、ヘルスツーリズムの推進に努めた。また、平成19年度国土施策創発調査「健康長寿社会の実現に向けた地域滞在型観光等の推進方策に関する調査」の調査委員として、モデル地区検討座長を務め、長期滞在によるヘルスツーリズムの重要性を提言した(2007?2008)。以来、現在でも、上士幌町は北海道のヘルスツーリズムの発祥の地と称され、「健康、環境、観光」を新3K標語と掲げ、体内環境の改善を目指したヘルスツーリズムを推進する「上士幌イムノリゾート構想」を実践している。
  • 北海道各地におけるヘルスツーリズム立ち上げのサポート
    上士幌町「スギ花粉疎開ツアー」に端を発して、夕張市「メタボ・ビートキャンプ」、留萌市「3世代農漁村体験」、支笏湖温泉「ヘルスツーリズムモニターツアー」、伊達市「ヘルスツーリズム(食と健康)モニターツアー」、洞爺湖町「親子で楽しむ冬の洞爺湖温泉ヘルシーツアー」など、各地の要請を受けて、新たな形のヘルスツーリズムツアーを企画し、地元の若者や行政の人々共にツアーを立ち上げてきた。札幌市では、食事バランスの乱れが子供の「アレルギー人口の増加」に、また若い女性の痩せ願望が「低体重児で肥満児の増加」に繋がることを啓発するため、管理栄養士、医師と共に「食育講演」や「食と免疫の親子体験ツアー」等実施してきた。小野学園女子高校修学旅行プログラムは札幌プリンスホテルや東武トラベル、JTBと連携して2009年より3年連続実施してきている。ヘルスツーリズムに欠かせない、健康に関する啓発講演、血液検査や免疫機能等の医療ネットワークについても助言をし、全道各地におけるヘルスツーリズムの推進に寄与している。
  • 人材育成ネットワークの構築
    社団法人日本観光協会平成21年度「観光サービス人材育成研修事業・観光サービス人材育成研修会」を企画し、ヘルスツーリズム実施に不可欠な職種(医師、管理栄養士、研究者、スポーツ指導員、ホテル経営者、料理人、行政人など)のエキスパートの講演会、意見交換を通して、ヘルスツーリズムを推進できる人材育成を行なった。本人材育成ネットワークは、現在でも、要請に応じて実施可能な状態にある。
  • 高付加価値化道産食材を用いた地域ブランドのコーディネート
    北海道大学との連携で科学的高付加価値化、ブランド化、販路拡大をサポートし、美味しくて健康に良い道産食材の開発を行なってきた。第一の成功例は、北竜町黒千石事業協同組合の黒千石商品の開発、販路拡大があげられる。自身が、黒千石には免疫を高める成分が含まれ、抗酸化力も高いことを実証したことにより高付加価値化され、黒千石はブレークした。札幌の有名菓子店きのとや「まぼろしの黒千石」もプロデュースし、新千歳空港で販売され大ブレークした。生豆、納豆、お茶、きな粉などの販路も拡大し、以前は余剰分が多かったが、今では黒千石の大量入手が難しくなった。野菜等の道産食材にも付加価値が付与され、これらを利用した「北海道・健康バランス弁当」が札幌駅立売商会(弁菜亭)で販売されており、旅行者の人気を集めている。また、ヘルスツーリズムの啓発教育にも活用されている。このように、単に農畜産物のブランド化に留まらず、第一次産業、食品製造産業、観光・流通産業を繋げた6次産業の活性化を意識した地域の活性化のコーディネートやサポートをしている。
食農連携等に
関連した講演等の実績
(演題、場所、実施時期等)
  • 「道産食材に対する高付加価値の付与と6次産業の活性化」=上士幌町畑作物の成分と可能性について=、北海道上士幌町、上士幌町役場、2012年1月
  • 「免疫バランスと健康 -子どもの未来と地域創造における重要性-」、北海道浦幌町、浦幌町教育の日推進協議会他、2011年11月
  • 「免疫バランスと健康-最先端の癌治療と、健康に暮らす為の食生活-」、北海道中標津町、中司政策懇話会、2011年11月
  • 「免疫バランスと健康〜食・健康・環境・観光をターゲットにした“新北海道開拓”〜」、東京都、東京会議Hokkaido、2011年10月
  • 免疫バランスと健康-「食、健康、環境、医療」を結びつけた社会基盤構築の重要性-、北海道札幌市、公益社団法人日本鍼灸師会、2011年10月  他
食農連携推進に係る
委員等の実績
  • 平成19年度国土施策創発調査「健康長寿社会の実現に向けた地域滞在型観光等の推進方策に関する調査」調査委員・モデル地区検討座長
    2007年4月〜2008年3月
  • 社団法人日本観光協会 ヘルスツーリズム検討委員会 委員(2006〜2008年)
主な著書・執筆物
・メディア出演等
  • 北海道の「健康を考える観光」拠点づくりを目指したイムノリゾート構想、北海道観光連盟「観光北海道新聞」、2007年4月〜2008年3月号
  • 「北大と菓子メーカー"黒千石"の洋菓子を開発」、NHK「おはよう北海道」
    2011年5月
  • 「スギ花粉疎開ツアー」、NHK「おはよう日本」、2011年2月
  • 「ウィークリー赤れんが」、北海道各放送局、2011年1月
  • 「観光サービス人材育成事業」、STV「朝6生ワイド」、2009年12月  他
食農連携や地域活性化に
対する想い(メッセージ)
地域活性化の原点は明日を担う子供たちが健康でワイルドに育つ、子育て環境作りにあると考える。そのためには、@地域、第一次産業の活性化、A医科学的根拠に基づいた食材の高付加価値化、B美味しくて健康に良い食材のブランド化、加工法の開発などが不可欠である。「食、健康、環境、医療」を結びつけた、人が生きるために必要な絶対基盤を充実させ、三世代の家族が絆を大切にして生きられる地域社会を構築することが地域活性化の第一歩である。地域住民の健康啓発を第一に考え、この地域の取り組みや地域ブランド商品、産業、観光地等をグローバルに多方面に発信する事により、地域外から観光客を呼び込むことも可能になる。健康で明るい地域住民の笑顔や活気は、観光リピーターを増やし、結果的に6次産業による地域の活性化を計ることができる。6次産業で活気づいた地域で、子供は健康で豊かに育ち、他地域に流出すること無く、地域の次世代産業の担い手として地元に残るという好循環が生まれ、地域の過疎化に歯止めをかけることも可能になると信じる。子供を中心とした地域住民の健康を考えた、「食、健康、環境、医療、観光」の活性化があって初めて、地域創造が生まれると考える。