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2019/12/20更新
井上哲志 井上 哲志(いのうえ てつじ)
生年: 1949年
出身地: 三重県

所属: 個人
職業区分: その他
三重県
専門分野
[ □印は最も得意とする分野 ]
□食の安全・安心、リスク管理
■地域資源の利活用(未利用、観光資源等)
■技術シーズと製品開発ニーズのマッチング
■生産工程・製造工程管理
■新商品開発の方法
■7SとHACCPの考え方とその基本手法を用いた日常の衛生管理で販路開拓、流通促進を図る。
対応可能な
コーディネート業務
  • 地域資源の探索とそれを用いた加工技術による新製品の開発
  • 食の安全安心の立場から、生産、加工現場における技術支援
  • また、これらに係る食と農の連携の構築支援
食農連携推進に向けた
活動実績
(事業、業務等、実施期間、概要)
  • 地域特産麺研究会の立ち上とブランド麺の開発。 (1995年〜現在)
     三重県製麺協同組合の経営改善を図るため、地域資源を活用した製品開発をコーディネートして支援を行いました。当時は地元しか知られていなかった「伊勢うどん」に注目し、観光、土産品も兼ねて県内産小麦を活用することに価値を求めて製品化を支援しました。土産品、通販等新たな販路を開拓するにあたり、常温で長期保存が可能な「伊勢うどんめん」の開発が必須条件となり、包装後加熱しても「伊勢うどんめん」の最大の特徴である柔らかい食感を維持するための研究を行い、小麦新品種「あやひかり」を見出しました。そこで三重県での作付が農業団体、関係業界団体、行政機関等の協力体制のもとで始まりました。現在、「あやひかり」は三重県における小麦収穫量が一番になるまで成長し、「伊勢うどん」の販売量も大幅に拡大しました。さらに、地域団体商標に登録してブランド化を図りました。この事業で、食農連携や地域連携等に寄与する活動ができました。
  • 地域資源活用推進交流会(三重県食品産業振興会主催)のコーディネーター活動 (三重県は食品産業協議会に相当する三重県食品産業振興会が食料産業クラスター協議会も兼ねていました。)
    @アオサ研究会(食料産業クラスター事業)
    全国一を誇る生産量がある海藻のアオサの優位性と食文化に注目し、アオサの機能について三重大学との連携を図りつつ、アオサ生産者と食品加工者(米菓製造業、醤油製造業、麺類製造業、納豆製造業、素材加工業等)との連携を図り新製品開発に取り組みました。アオサ養殖現場を知るとともに、生産地と加工現場の課題について情報交換を図り連携を推進しました。アオサの産地は三重県との認識を広めるとともにブランド化を高めました。

    Aマコモ研究会(食農連携促進事業)
    マコモは伊勢神宮とのかかわりもあり歴史は深くその優位性を活かして、三重県の地域特産品として生産者と食品加工者(菓子製造業、漬物製造業、麺類製造業等)との連携を図り、マコモの機能性を研究するとともに、マコモを使った製品アイテムを増やすことで地域の活性化に取り組みました。

    B米粉研究会
    食品素材として米粉を見直し、新規需要米の用途拡大で地域農業の活性と米粉活用による新食感を有する食品の開発で需要開拓を推進して地域活性に取組みました。米粉に注目して生産者と加工業者(製麺業、製パン業、菓子製造業、こんにゃく製造業等)との連携で米粉活用研究会を立ち上げ新製品を開発するなどの活動をしました。

    C水産研究会
    三重県は豊かな水産資源に恵まれている一方で素材とし魅力はあるが、認知度が低く、有効活用が地域の課題となっていました。そこで、これらの魚種等について、その品質や地域性などに着目して新たな展開を図るため、漁業者と水産加工業、惣菜等食品加工者、流通業者と連携を推進し地域の活性を図る活動をしています。
食農連携等に
関連した講演等の実績
(演題、場所、実施時期等)
  • 「HACCPの考え方と基本手法を日常の衛生管理にどう活かすか」
    奈良県 食品関係団体共催 2012年7月
  • 「ISO-HACCP研修会」 三重県、三重県食品産業振興会 2012年10月
  • 「地域団体商標の管理と運営」 三重県、三重県製麺協同組合 2011年6月
食農連携推進に係る
委員等の実績
  • 三重県食品産業振興会事業(農村漁村6次産業化対策事業を含む)
    コーディネーター 2008年4月〜現在
主な著書・執筆物
・メディア出演等
  • 「県民の安全安心を守るためのHACCP管理方式の導入」
     光琳 食品工業 1999年5月30日号掲載
     光琳 食品工業 2002年7月15日号掲載
食農連携や地域活性化に
対する想い(メッセージ)
 本事業を推進するにあたり、私のモットーは、コーディネーター・専門家として最善を尽くし真摯に対応させていただくことです。そのため、農業者、食品製造業者の思いをよくお聞きし、課題の洗い出しと両者の地域における強みを引き出して効果的な連携を進め、フォローアップで継続的に改善をしていくお手伝いをさせていただきます。
 公設試で30年間食品分野の試験研究支援を担当させていただき、中小企業支援に関わってきた技術力と産学官連携等コーディネート力で食農連携の取組を図ります。
 食と農の連携には、地域の食文化が求められます。地域性を生み出すとともに、食と農と消費者間の流通には、何よりも安全安心の確保が重要であり、美味しさ、食の機能、コスト等多くの価値創造が求められます。
 農から食へ、食から農へ、農と食の共創の舞台を地域で連携して構築を図り、「From Farm to Table」で見える化し、その価値創造が地域で認められるように食農連携で地域活性化を推進し、地域から全国、海外へと展開する市場を目指します。
 先ずは、お気軽にご相談ください。