農林水産省補助事業 食品トレーサビリティシステム普及のためのプロジェクト
平成19年3月29日更新
平成17年度、海苔のトレーサビリティシステムガイドライン策定委員会において「海苔のトレーサビリティシステム導入の手引き」(以下、「導入の手引き」)が作成されました。
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「導入の手引き」のねらい(「導入の手引き」本文2ページより)
海苔については、現状すでに、ほとんどの生産者・生産者団体、海苔加工業者等において、トレーサビリティに関わる何らかの識別や記録が行われている。そこで、この手引きでは、各々の既存の仕組みを活かして、事業者を通じた追跡や遡及が確実かつ効率的にできるよう、生産、加工・卸売、食品製造の各段階の事業者が行う識別や記録等の要件を示すこととした。これからシステムを導入する事業者の活用をはじめ、既にシステム導入済みの事業者が自らのシステムを点検する際の目安としても活用できる。
「導入の手引き」の構成(「導入の手引き」本文2-3ページより)
本編は、全5章で構成されている。
第1章 この手引きの作成の経緯や適用範囲、用語の定義等
第2章 トレーサビリティシステムを設計し導入する上で、実現しようとする目的の設定や基本となる識別や記録等の考え方について
第3章 第2章に例示した目的を実現させるためのシステム設計の基準例について
第4章 乾海苔等の現品を識別するための表示(現品表示)について
第5章 第2〜4章に沿って設計したシステムを実施する上での留意点について
また、別冊として、事務局が数者の生産者団体および海苔加工業者を訪問し、海苔に関わる業務等についてヒアリング調査をさせていただいた結果として、「海苔のトレーサビリティの現状」をまとめた(別冊1)。さらに、各段階でトレーサビリティのために記録することが考えられる項目の例を示した(別冊2)。これらの記録項目については、関連事業者にとってよりよいものとなるよう、今後検討を重ねる必要がある。今後に向けて(「導入の手引き」本文3ページより)
この手引きは、海苔のトレーサビリティシステムのあり方について、今年度の検討の結果として委員会がまとめた最初の指針である。今後、この手引きがさらに実務に即した、使いやすいものとなるよう、利用する業界の方々を中心に意見を出し合い、合意を形成することにより、随時改訂していくことが望まれる。それと同時に、トレーサビリティに関わる国内外の動向や海苔業界の動向に注視する必要があり、それに応じた改訂も考えられる。
「海苔のトレーサビリティシステム導入の手引き」についてのご意見・ご質問をお受けします。
平成18年度は「海苔のトレーサビリティシステム導入の手引き」普及委員会を開催し、「導入の手引き」沿ったトレーサビリティの普及方策について、下記の検討を行いました。
・「導入の手引き」関連文書の作成・改訂
・「導入の手引き」等に沿った普及方策の検討
・現状調査の評価
議題
・今年度の計画について
・「導入の手引き」等に沿った普及方策について
・その他
議事要旨(pdf形式)
議題
・「別冊2:各段階の記録項目(例)」の検討
・「海苔のトレーサビリティに関するQ&A」の検討
・質問紙調査の概要について
・その他
議事要旨(pdf形式)
議題:ガイドライン策定の趣旨について、ガイドライン骨子の検討等
議事要旨(pdf形式)
議題:ガイドライン原案の検討
議事要旨(pdf形式)
議題:ガイドライン修正案の検討、結束紙へのバーコード活用の提案
議事要旨(pdf形式)
議題:ガイドライン修正案の検討、普及への課題、等
議事要旨(pdf形式)
「手引き」完成に先立って、海苔のトレーサビリティシステムガイドライン(案)を公開し、意見募集を行いました。
・実施概要
・意見募集の結果(pdf形式)
・参考:意見募集のページ
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